Swallows Times Vol.21 Trial
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鵜久森 もちろん、愛媛県大会を勝ち上がっていくとここで試合をするのでね。でも僕自身はあまり良い思い出は無いんですよ。チームとしては優勝して甲子園に行けたっていう思い出があるんですけど、僕は甲子園に連れて行ってもらったなって思っています。特に3年生の夏は僕が打てなくて周りがカバーしてくれて甲子園に行けたので、打ったこともありましたけど、結構悔しい想いをした優勝だったなというイメージです。̶2016シーズンの話になりますが、今年は46試合に出場、35安打19打点、4本塁打とキャリアハイの成績を残しました。鵜久森 まず、拾ってもらったっていう想いがすごい強くて、やっぱり恩返しじゃないですけど、チームの戦力になりたいっていう一心で駆け抜けた1年でした。結果的に、いろいろけが人が出てチャンスが回ってきて、そこから後半試合に出させていただいた。自分にとっても、これだけ長くやってて恥ずかしいですけど、今年キャリアハイっていう形で少しチームに貢献できて、もっともっと成長したいなって思えるようになった1年でした。̶今年、自身のベストプレーを挙げるとしたら?鵜久森 ベストプレーかぁ…(8月26日タイガース戦での)満塁ホームランもそうなんですけど、やっぱり神宮で最初に打ったホームラン(3月30日タイガース戦)ですかね。神宮での第1号は「ここから始まった」と思えた。Special Feature InterviewSpecial Feature Interview02Swallows Timesちょうど連敗中でスタメンに抜擢されて、そこで勝ち越しのホームラン。ここから始まったって思えたホームランだったので、やっぱり結果を残して、使えるなって思ってもらいたい、戦力になりたい一心で、その結果がああやってホームランになって試合にも勝てた。新聞とかでも連敗を止めたって言ってくれるようになって、そういう意味でも忘れられないスワローズに来て一発目だったのでベストプレーかなと思います。̶8月26日のタイガース戦では、自身初の満塁弾、自身初の1試合5打点の活躍もありました。鵜久森 高校の時に甲子園でやりましたけど、またプロ野球の舞台で甲子園に帰れて嬉しいなっていうのと、何かそういういろんな想いがありましたね。あの時も5番だったかな?良い打順で、チャンスがより多く回ってくる打順で起用してくれていたので、チームの為に何とかその期待に応えたいと思って、そういう時に5打点できたっていうのは、自信も付きましたし、期待に応えられて良かったなと思いました。

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