Swallows Times Vol.24 Trial
3/3

02Swallows Timesしんどさよりも、頑張るっていう気持ちの方が勝っています̶春季キャンプここまで振り返っていかがですか?廣岡 本当に充実したキャンプを送れています。(個人練習が多くて毎日大変そうですが?)大変ですけど、やらないといけないですし、コーチの方も熱心に教えてくれるのでありがたいです。レギュラーになりたいっていう気持ちもあるので、しんどさよりも頑張るっていう気持ちの方が勝っています。̶浦添キャンプは初参加になりますが、昨年の西都キャンプと比べていかがですか?廣岡 全然違いますね。西都は本当にのどかで、「田舎!」って感じですよね(笑)でも西都は西都で、ご飯も美味しいですし良いと思うんですけど、やっぱり自分は浦添でというか一軍でキャンプの方が良いですね。報道関係の方もお客さんもそうですけど、人の数が全然違う。一軍の試合に出たら観客もいるし、見られるっていうことに慣れておかないといけないと思うので、そういった意味でも浦添の方が良いなと思いますね。̶このキャンプではどのようなテーマで練習に取り組んでいますか?廣岡 フィジカル面では身体の芯の部分を強くすること。あとはバッティング・守備・走塁全ての面でレベルアップすることです。Special Feature Interview廣岡大志選手Special Feature Interviewルーキーイヤーの昨年、セ・リーグ高卒新人では56年振りとなるプロ初打席初本塁打という鮮烈デビューを果たした廣岡選手。2年目の今年は一軍キャンプに参加し、全体練習後も毎日遅くまで残って汗を流しています。そんな廣岡選手に、キャンプについてや今後の目標などを伺いました。(2月22日浦添市民球場にて)“山田2世”じゃなく“廣岡1世”と呼ばれるようにTaishi Hirooka03Swallows Timesキャンプ最初の実戦では、初打席でホームランなど早速結果を出していますが、実戦に入って練習の成果を感じる部分はありますか?廣岡 うーん…あの試合は相手が韓国のチームで、比べるのは良くないですけど、DeNAのピッチャーと比べたら全然スピードも違ったので、風もあったし、たまたまというか、そんな満足するものじゃないです。DeNAの試合では全然だったので、練習の成果は、やろうとしていることは出てるかもしれないですけど、結果としてはあまり出てないので、まだまだできてないなと思っています。̶廣岡選手といえばバッティングが注目されていますが、ご自身でも一番自信があるのはバッティングですか?廣岡 どれも自信は無いですけど…(苦笑)でも、打てるショートになりたいので、バッティングに関しては意識を高く、でもバッティングだけっていう考えは一切ないので、打って守って走れるっていう三拍子揃った選手になりたいです。̶シーズンに入ると打率、打点、本塁打などいろいろな数字が出てくる中で、どこを一番伸ばしたいですか?廣岡 (悩んだ末に)打点ですかね。チャンスに強いバッターになりたいので。もちろんホームランを打てたら良いんですけど、打点って本当にチームに貢献できると思うので、チャンスに強いバッターになってチームに貢献できるっていうのが一番なので、こだわっていきたいのSpecial Feature InterviewSpecial Feature Interviewは打点ですね。̶話は変わりますが、昨年のプロ初打席では三浦投手からホームランを放ちましたが、振り返っていかがですか?廣岡 はい。三浦さんの引退試合だったので独特の雰囲気の中で始まった試合で、1打席目に打てたのは、あれこそたまたまっていう感じでしたね。「よっしゃー打てた!」っていうよりは、「あ!」みたいな(笑)確信して打てた感じではなかったです。̶あの一発でスワローズファンだけでなくベイスターズファンも廣岡選手のことを覚えたと思います。廣岡 そうなってたら良いですけどね。最初は本当に、頭真っ白じゃないですけど、「打ってもうたー、今日引退試合やん」って感じもありました。嬉しさ反面、球場も独特の雰囲気だったので、神宮だったらもっと盛り上がってたと思うんですけど、うーん…て感じでしたね(笑)̶昨年のオフには台湾ウインターリーグに参加したり、「第1回 WBSC Uー23ベースボールワールドカップ」で侍ジャ打って守って走れる三拍子揃った選手になりたいパンに選出されるなど、充実していたのでは?廣岡 はい、Uー23に選ばれた時は本当に嬉しかったですし、国を背負って戦うっていうのは、日の丸の重さであったり、代表として行って、日本とは違う環境なのでそういう難しさであったりと、日本では味わえない体験ができました。台湾では各チームのコーチや選手も集まったので、スワローズ以外のチームの考え方など、色んな角度から野球が見れたので、その2つの大会では他のチームからの刺激がとても多かったです。̶〝山田2世〝と呼ばれているようですが、ご自身ではいかがですか?廣岡 よく言われるんですけど、山田さんに申し訳ないですよね。自分の中では全然違うと思っているので、ちゃんと〝廣岡1世〝と言われるように、成績を真似できるようになりたいです。山田さんは自主トレも松山で一緒だったので、本当にいろんなことを教えてくださるので勉強になります。̶フォームが似ていると言われますよね。廣岡 そうですね。でも、このキャンプ3日目くらいから、もう似てないと思います(笑)足を上げて、ヘッドの状態とかは似てるかもしれないですけど、今は全然違うと思いますね。̶今シーズンの目標を教えてください。廣岡 もちろん開幕一軍に残れるのが一番なんですけど、このキャンプでやったことを、出られるか分からないですけどオープン戦とか、下(ファーム)行ったら行ったで、上(一軍)で学んだことを下でもしっかりできるようになって、一軍で試合に出るっていうのが今年の目標ですね。まだ具体的な数字とかを言える段階というか選手じゃないので、まずはやってきたことを一軍でできるようにっていう感じですね。̶それでは最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。廣岡 いつも応援ありがとうございます。今年は神宮で活躍している姿を見せられるように頑張っていきます。応援よろしくお願いします!04Swallows TimesSpecial Feature Interviewこのキャンプでやってきたことを一軍の試合でできるように     廣岡 大志     Taishi Hirooka〔生年月日〕1997年4月9日〔出身地〕大阪府〔身長・体重〕183cm・81kg〔投・打〕右投げ・右打ち〔経歴〕智弁学園高(甲)〔プロ通算〕2年

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です