Swallows Times Vol.43 Trial
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02Swallows Times40ホールドはチーム全体の数字̶ここまでリーグトップの登板数を記録していますが、今シーズンご自身のプレーを振り返っていかがですか? 近藤 正直、僕がどれだけ投げられるというのは、自分のなかでもわからないので、それがリーグトップで投げられているというのは励みにもなっています。ただ、一年間中継ぎとしてフルでやることを考えると、どこまで登板できるか、(自分の中でも)楽しみを持ちながらの登板数にはなっています。プレーに関しては、圧倒的なピッチング内容で相手を抑えることはできないので、ノラリクラリと野手に助けられながら一つ一つアウトを取っていく中で、チームの足を引っ張るような内容もあり、すっきり終わらないイニングが多いかなと思います。̶近藤投手自身は、開幕から10試合連続無失点を記録するなど良いスタートを切ったと思います。昨年は厳しいシーズンを過ごしたと思いますが、今シーズン開幕を迎えるにあたって、意識や取り組みの変化はありましたか? 近藤 特にこう変えましたということは正直ありません。同じようなことを繰り返して、同じ毎日を過ごすという感じですね。キャンプもそうですけど、一日違うリズムにするというのは、ある意味チャレンジになってしまうので。去年に関しては開幕から1ヶ月いなかったので、そこから54試合の中継ぎを経験したことを考えると「もうちょっと投げたい。投げられるのかな?自分はどこまでいけるのかな?」という思いを持ちながら、今年の開幕を迎えました。Special Feature Interview近藤一樹投手Special Feature Interview2016年にオリックスからヤクルトに移籍し、3年目を迎える近藤投手。今シーズンは厳しい状況を任されるセットアッパーで安定感あるピッチングを続け、リーグトップとなる登板数を記録しています。9月15日の阪神戦で球団記録となる40ホールドを達成するなど、チームに欠かせない戦力として活躍する近藤投手に、今シーズンの戦いを中心にお話を伺いました。(9月20日神宮クラブハウスにて)どんな場面でも自分の投球ができればKazuki Kondoh

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