Swallows Times Vol.45 Trial
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ムの課題が目立っていたので、そこをまず安定させるということをテーマにしています。一年目、二年目に怪我をしたので、どうすれば怪我せずに自分の力を試せるか。しっかり身体を鍛えるキャンプにしたいなと思っています。̶フォームが課題ということですが、昨年に投球フォームを変更していますね。それまでは足を大きく上げる投球フォームが特徴的でしたが、変えたキッカケとして怪我の影響もあったのでしょうか? 高橋 腰に痛みが出たりしていたので、何かを変えないといけないと思っていました。正直、変えるのは嫌だったんですけど、一回変えてみて、それがハマって良い結果になればいいなと考えていました。フォームを変えてみた結果、今年は怪我もなく、一年間腰の痛みが出ずにできたので、そこは良かったかなと思います。̶コーチからの指摘もあってフォームを変えたのでしょうか?それとも自分で判断して?高橋 二軍のコーチは、あまり変えて欲しくなさそうな感じだったんですけど、自分でほぼ決断した感じですね。̶大きなフォームの変更となると馴染むまでに時間がかかるものだと思いますが、どれぐらいの時期にフィットしてきたという感触がありましたか? 高橋 変えた時期がシーズンオフで去年の10月くらいでした。それまでもキャッチボールのときは足を上げることはしていなかったので、そこまで苦労はしなかったです。ただ、違うフォームになったので身体の使い方だったり、そういった部分は一からになったとは思います。その中でも、リハビリ期間中にいろいろとフォームを試すことができたので、すんなりと今のフォーSpecial Feature InterviewSpecial Feature Interview02Swallows Timesムに馴染んだかなと思います。̶キャンプの話に戻りますが、今回は「考えること」がテーマになっていて、選手たちは事前に首脳陣にリポートの提出もしていると思います。言える範囲で良いのですが、高橋投手はどのような内容を書いたのでしょうか?高橋 まず、今までのプロ野球生活を振り返ってという項目で、今年一軍を経験できたことを書きました。あとは来年の目標、5年後の目標などの項目があったのですが、来年の目標は一軍で10試合に登板と書いたんですけど、そこは小川監督にも「もっと投げて欲しい」と言われました。監督が求めるところを目指してやりたいとは思っていますし、5年後にはヤクルトのエースになりたいということを書きましたね。̶自分の思いを改めて文章にすることはなかなかないと思うのですが、文章にすることで何か気づいたことはありましたか?高橋 やっぱり書いたからには実現したいですし、書くことによって、それに向けてやっていかないといけないと改めて思いましたね。̶2018シーズンの話になりますが、プロ初登板、初勝利など、実りのあるシーズンになったかと思います。一軍のマウンドには3試合登板していますが、振り返ってどのように感じていますか? 高橋 初登板のとき(9月5日中日戦)は一球目を投げるまで、すごい緊張しましたね。ただ、バッターが打席に入って、プレイボールがかかる前くらいのときにグラウンドを見渡したんです。1試合目、2試合目で勝てなくて、悔しい思いがあった

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