Swallows Times Vol.56 Trial
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スワローズはスワローズらしく―――監督就任の話を聞いたときの心境高津監督 小川前監督が退任を発表されて、9月中頃に初めてお話を聞かせていただきました。その時はあまりピンとは来なかったんですけど、シーズンが終わりに近づき、全ての成績が出揃う現状になってみて、やっと実感が沸いてきました。―――どんなスワローズを築いていきたいか高津監督 僕らしく、スワローズはスワローズらしく。良い伝統を継承しつつ、明るい素晴らしいチームを作っていかなきゃいけないと思っています。それはなかなか難しいことではありますけれど、「らしく」これからもやっていきたいと思います。―――監督が目指すチーム作り高津監督 しっかり意見交換ができる、しっかり話し合いができる、やりやすい環境を作ってあげるのが僕の仕事だと思います。しっかり準備ができて、目の前のプレーに集中できる、マウンドに集中できる、打席に集中できる環境作りを全力でやっていきたいなと思います。―――理想の監督像は?高津監督 入団したとき、最初は野村監督でその中で野球の難しさ、奥深さを学びました。その後に若松監督や古田監督にプレーに対する責任であったり、重大さ、一球の重さを学びました。アメリカではオジー・ギーエンに本当の野球の楽しさ、素晴らしさ、チームというファミリーの大事さを学んできたつもりです。誰という理想はないですけど、たくさんの監督の下でプレーをさせてもらったわけですから、自分の心の中にあるものを受け止めて、選手がプレーに集中できる環境を整えてあげられる監督になりたいと思っています。―――今後のキーマンとなる選手は高津監督 僕じゃないですかね。選手は全員キーマンだと思います。現場の一番の責任者になりましたので、僕がしっかりしなきゃいけないなと。―――来シーズンの目標高津監督 プロなので勝たなくてはいけない。ただ、口で言うのは簡単なことで、勝つことがどれだけ難しいかということを学んだ今シーズンだったと思います。言葉は悪いですけど、せっかくこれだけ負けたので、その負けを良い意味で来年に活かしてほしい。チーム一丸で目の前の一勝にこだわって、向かっていけるチームを作りたいなと思います。Special Feature Article高津監督 就任会見2019年10月4日、都内の球団事務所で高津新監督の就任会見が行われました。高津監督は“しっかり話し合いができる、選手がやりやすい環境を作る”と宣言し、来シーズンの目標として「目の前の一勝にこだわって、向かっていけるチームを作りたい」と意気込みを語りました。「目の前の一勝にこだわるチームを」02Swallows Times

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