14日、元選手で現球団職員の山部太氏、河端龍氏が東京都港区にある区立青山小学校を訪問。現在行われている「新体力テスト」に向けて、児童たちへ正しいボールの投げ方を指導しました。

今回は5年生、6年生と2度の授業を実施。自己紹介とキャッチボールのお手本披露の後、投げる時の身体の使い方を3段階に分けて教えていきます。「遠くに投げるためには、足の力を使うことも大事だよ！」と、腕だけでなく身体全体の使い方も指導。「投げる方向につま先を向けて、できるだけ大きく踏み出すことがポイント。踏み出した足に全体重をかけるように」と、少しでも遠くまで投げられるように丁寧に説明していました。

投動作を何度も反復した後、実際にボールを投げてみます。最初はキャッチボールの実践。両氏は褒めたり、時には手取り足取り教えたりしながら児童全員を見て回りつつ「相手のところに思いやりのあるボールを投げられるようになってくれたら嬉しいです！」と呼びかけます。

続く遠投の実践では、「目と腕と空を一直線に結んだ先を見つめたまま投げるといいよ」とアドバイス。「最初は遠くに飛ばさなくてもいいから、さっき教えたことを守るようにしてね」とひとりひとりに声をかけ、上手に投げることのできた児童にはみんなで拍手を贈ります。

さらにその後、今日のためにグローブを持ってきてくれた男子児童と河端氏がキャッチボールを行いました。他の児童が羨ましそうに見守る中、「ラスト1球！」と河端氏が空高く投げたボールは惜しくもキャッチはなりませんでしたが、場を沸かせてくれました！

指導後には「これで腕を振るスピードを上げてね！」とタオルを使った自主練習の方法も伝授。さらに「今日頑張ってくれた子たちには、この投げ方名人認定証をあげます！頑張った人？」と声をかけると「はい！」と全員が元気良く手を挙げてくれました。

給食の時間には山部氏が5年生、河端氏が6年生と一緒に給食を食べるなど、時間の限り児童たちとのふれあいを楽しみました。


港区立青山小学校について
神宮球場からほど近い場所にある青山小学校は、昨年創立140周年を迎えた歴史ある小学校です。「よく考え すすんで学ぶ子」「やさしい心をもち なかよくする子」「健康でたくましい子」を教育目標とし、ICT機器を活用した学習活動、能や琴などの伝統文化を学ぶ教室、周辺企業との連携学習など、特色ある教育活動を行っています。

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