山部氏が御成門小学校で投げ方指導!児童たちへエールを
12日(水)、元選手で現球団職員の山部太氏が東京都港区にある区立御成門小学校を訪問。毎年春ごろに行われる「スポーツテスト」に向けて、児童たちへ正しいボールの投げ方を指導しました。
この日は6年1組と2組に向けて2度の授業を実施。「春のスポーツテストでは上手に投げられなかった」と口にする児童たちに、正しいボールの投げ方を指導していきます。準備運動の後、投動作を3段階に分け、「いち、に、さん」と声を出しながら動作を確認。その中でも「遠くに投げるためには、踏み込み脚が大事です」と、踏み込むタイミングや方向を丁寧に指導し、ボールに体重移動の力を伝えられるようにしていきます。
その後は2人1組でキャッチボール。山部氏が「上手に投げられていない子は、目線の向きと、ボールを持っていない方の腕の向きが合っていない。投げていない方の腕を上手に使うのがコツだよ」と呼びかけたり、校庭を一周しながら児童ひとりひとりに声を掛けていきました。
続いての遠投の実践では、「こんなに投げられるのに野球やってないの?やろうよ!」と児童をスカウト(?)するなど、場を盛り上げます。そして、ボールを投げる事に慣れてきたところで、今度は2チームに分かれてゲームを実施。1人1球ずつボールを投げ、その距離によって点数が入りチームの合計点を競いました。ゲームを2回実施したクラスでは、両チームとも2回目の方が得点が伸びていたこともあり、児童それぞれが成長を実感できる結果となりました。
指導後山部氏は、「都会だからなかなかボール投げる機会がないかもしれないけど、ボールを投げたりするだけでも脳が活性化するらしいよ!そういう意味でも、今日練習したことを忘れないように練習してね!」と豆知識も混ぜつつ児童たちに声を掛けました。さらにまもなく行われる港区連合運動会にはソフトボール投げの種目もあるそうで、山部氏は参加する児童たちにエールを送り、最後はハイタッチで児童たちを送り出しました。
港区立御成門小学校について
東京でも最も長い歴史を持つ公立小学校のひとつである御成門小学校では、「よく考え進んで学ぶ子・力を合わせてやりとげる子・心も体もたくましい子」を教育目標に、全校での俳句大会・スピーチ大会の実施や、地域の人材を活用して、英語以外の外国語や外国の習慣・文化について触れ、異文化理解、国際理解を図ったり、図書館などの施設や商店、寺院、芝公園などを素材に地域の方から学んだりするなど、地域の方と関わる活動や体験も取り入れています。
これまでの学校訪問はこちら