15日（金）、元選手で現球団職員の山部太氏、河端龍氏が東京都新宿区にある新宿区立落合第三小学校を訪問。毎年春ごろに行われる「スポーツテスト」に向けて、正しいボールの投げ方を指導しました。

この日は4年生に向けて2度の授業を実施しました。まずは自己紹介の後、山部氏と河端氏がキャッチボールのお手本を披露。児童から「すごい！」「速い！」と驚きの声が上がると、「授業が終わる頃には、速いボールが投げられるようになるからね」と河端氏が優しく語りかけます。

その後、準備体操を終えたところで、投げ方を3段階に分けて指導。ボールを持っていない手の使い方や、足の上げ方、ボールの握り方など、わかりやすく丁寧に説明していきます。

そしていよいよ2人1組になって、キャッチボールを実践。うまくボールをコントロールできない児童に対しては「しっかりと投げたい方向を見ながら、ボールを投げよう」と、アドバイスを送ります。

ボールに慣れてきたところで、続いて遠投の練習。山部氏と河端氏がライナー性のボールと山なりのボールで、どちらが遠くに飛ばせるか実践した後、「遠くにボールを投げたいときは、山なりのボールで、空に向かってボールを投げるようにしよう。同じ力でも空に向かって投げたほうが遠くに飛ぶよ」と声をかけます。

遠投の練習でボールが低く飛んでしまう児童には「もっと空に向かって投げてみよう」「（ボールを投げる）角度！角度！」と、1球1球に対して、細かく指導を行いました。

その後、紅組と白組に分かれて、投げた距離で得点を競うゲームを行うと、大盛り上がり。児童たちも最後まで楽しみながら授業は終了しました。

指導後、授業に参加した児童たちに投げ方名人認定書を贈呈。最後はハイタッチで笑顔のなか、お別れとなりました。

新宿区立落合第三小学校について
昭和4年落合町大字葛ヶ谷に東京府南豊島郡落合町落合第三尋常小学校として開校し、同22年に現在の新宿区立落合第三小学校へ改称。閑静な住宅街のなか、近隣には哲学堂公園、妙正寺川があり、豊かな自然にも恵まれた学校です。

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