ニュース

【秋季キャンプ第2クール初日】19歳・児山投手がシート打撃で好投! 由規投手も150キロを計測

チーム

シート打撃で150キロも課題も残った由規投手

8日、秋季キャンプ第2クール初日、初のシート打撃が行われ、由規投手、木谷投手など7投手が各自30球を目途に登板。野手も第1クールの走塁練習で学んだプレーを実践しました。

雲が多く肌寒い坊っちゃんスタジアム。第1クールよりも実戦色の濃い1日となりました。ウォーミングアップ、キャッチボールを終え、投手陣を含めた総合守備練習へ。外野手がランナーにつき、内野は西浦選手がサードに入るなどしてバスターといった挟殺プレーの対応へ。「足の速いランナーだったらゲッツーではなくサードでアウトを取れるときもあるから」などと、三木コーチは投手陣にもワンプレーごとにアドバイスを送ります。そのまま野手は3組に分かれてバッティング、守備、室内でマシン打ち込み。一方の投手陣は石山投手ら5投手がブルペン入りしました。

ランチ後、メイン球場では野手を守備・打撃、走塁の2チームに分け、初のシート打撃を開始。打撃投手には由規投手、村中投手、木谷投手、久古投手、古野投手、赤川投手、児山投手が各自30球を目途に登板しました。雄平選手は「赤川のスライダーが良かった」と対戦の感想を語っています。また、走者を務めた野手は、これまでの走塁練習の成果をアピールしていきました。

技術練習後、1㎞走×2~3本、50m坂道ダッシュ×20本といったランニング、ウエートトレーニングをこなします。谷内選手と荒木選手が特打、西浦選手と川上選手がティー&ロングティー打撃。西田選手、藤井選手、中村選手が捕球の特守、雄平選手が特打の打球を受けました。一部の投手陣が個別メニューとしてシャドーなどに取り組み、19時過ぎに球場を後にする選手もいたほどでした。

★8月6日以来の実戦登板、最速150キロも出た由規投手
「思っていた通りの感じで棒球だった。中村の打席で早めに追い込んだのに、そこからボールが続いてしまったり一番良くなかった(3球目までに2ストライクとするも、そこから150キロ含む3連続ボール)。もうちょっとストライクゾーンで勝負しないといけない。ブルペンでも変化球のタイミングは良くて、でもストレートになるとリリースが安定しない。あれだけストライク・ボールがはっきりしているのは…。ただ、肩の状態はいいです。ストライクゾーンに決まったボールや、スライダーで取った三振は良かった。(真中監督は“腕が振れていた”と合格点)強いボールを投げる、しっかり腕を振ることが今回のテーマなので」

★打者8人から5奪三振、無安打だった高卒1年目左腕・児山投手
「いつも通り、投げっぷり良く投げられたのが良かった。(首脳陣がたくさん見ていて)だいぶ緊張しましたが、しっかりアピールしようと思って結果が出て良かったです。ストレートが自分の持ち味なので、しっかり抑えられたのは良かった。(習得中の)スライダーも何球かストライクが入って、球速も115キロくらい出ていたので良かった。本当にちょっとずつ良くなっているので、これからもしっかり練習したい。(間合いを工夫する場面もあった)石井コーチからもクイックとかしっかりやれていると言われて、普段通り投げられました。石井コーチのようなストレートも速くて、スライダーもキレキレのようなピッチャーになりたいです。(今後の目標など)今年は2ヶ月くらい肩を痛めて投げられず悔しくて悲しかった。来年春も一軍キャンプに行きたい思いは強いです」

7投手の中でルーキー児山投手の投球内容が光りました。真中監督も「面白いピッチャー。すごくいい印象だった」と目を細めています

シート打撃を見守った真中監督。野手の走塁意識について「打球判断などテーマを持ってやっていて、積極的に次の塁を狙っていた」とふり返りました