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【秋季キャンプ第3クール初日】雄平選手がセンター定着へ! 選手各自でランニングメニュー考える

チーム

センターでのレギュラー定着を狙う雄平選手

13日、秋季キャンプ第3クール初日、2度目のケース打撃でバスターエンドランなどを確認したほか、ランニングメニューを各自で考えさせて行いました。明日14日は愛媛マンダリンパイレーツ(四国ILplus)と練習試合です。

気温15℃を下回る寒さとなった坊っちゃんスタジアム。室内でストレッチ、ウォーミングアップ、キャッチボールの前にはスパイク走も行いました。「キャンプもちょうど半分! 明日から実戦だからしっかりやろう」(三木コーチ)と、シートノック、総合守備へ。川上選手と雄平選手がライトについています。キャンプ2度目のケース打撃には木谷投手や杉浦投手が参加。一方の投手陣はマドンナ球場でバント処理や各塁送球などをこなし、村中投手ら多くの選手がブルペン入りしています。

ランチ後は、野手を打撃・守備・走塁の3グループに分けてまわしていきました。この日から合流の池山コーチが上田選手に連続ティーをあげるなど精力的です。全選手が日課としているランニングは、各自でメニューを考えて取り組みました。小林宏トレーナーは「後で内容を聞かれたときに理由をつけて返答できるように」とチェック。山中投手や杉浦投手はポール間走、赤川投手や徳山投手は短距離走を取り入れるなど、普段とは違った内容も。なかでも西浦選手は50m10本、20m10本、1㎞1本、レッグサーキットと目的意識・量ともに小林宏トレーナーを唸らせるものでした。

全体練習後、今浪選手、松井選手、谷内選手、中村選手が特打、森岡選手がショートで、川端選手がサードでほぼ毎日となる特守、比屋根選手と雄平選手も外野特守をこなしました。投手陣もシャドーといった個別メニューやウエートトレーニングに励んでいます。

★福地外野守備走塁コーチ
「(雄平選手が逆足スライディング練習をしている)利き足で滑れればいいけど、もしものときにできればなおいい。でも、すぐにできるものじゃないし、自分もなかなかできない。チーム内では荒木ができるくらい。本人にしかわからないコツ、怖さを取り除くことが大事だが、雄平は3、4日であれだけ滑られるようになっているので。(外野手全体の守備力について、特にセンター)雄平は肩も強くて足も速く、本人の自覚もある。ちょっとずつ良くなっているとは言え状況判断、安心感・安定感がほしい。来年31歳? 全然大丈夫。僕はライオンズで30代でレギュラーを取ったから。雄平は去年のリハビリ期間でたくましくなったし、まだ野手5年目ですから。上田はポテンシャルは高いけど、捕れるボールを確実に捕ってほしい。他の選手にも言えることだが、練習ではちゃんとできるんです。でも、プロは練習でも試合でもできなければいけない世界。あとは気持ちの整理が大事。ミスを引きずらず気持ちの戦いを制してほしい。打撃の失敗を守備で取り返す、守備の失敗を打撃で取り返せるのが野球だと思う」

★キャンプで逆足スライディングに挑戦中の雄平選手
「(逆足スライディングは)色々なプレーがある中で、できるレパートリーを増やしたくて始めました。今は怖さは無くなったけど、コツがまだつかめていません。自分のイメージと動画を見比べてイメージの差を確認しながらやっています。無意識でやれるのが理想ですね。(今年1年間、一軍で外野手で出場して)ライトをやって進歩した部分もあるが、特に状況判断が足りていない。走塁も同じだけど、視野を広げられるようにしないといけない。(センターについて)センターは好きですしやりがいがある。でも、キャンプではすべてのポジションに入ってやっています。試合中に守備位置が変わったときに生かせるので。(来年31歳だが)ここから体力を上げていくくらいの気持ちでやります!」

日課のランニングメニューを選手各自で考えさせて実施。山中投手は投手陣最年長ですが、ポール間20本を走るなど気合十分です

この日は真中監督が一時帰京で不在。野手の集合では三木コーチが「キャンプもちょうど半分! 明日から実戦だからしっかりやろう」と呼びかけ