山部氏と河端氏が広尾小学校で投げ方・打ち方指導!2日間で全校児童に授業を実施!
24日と26日、元選手で現球団職員の山部太氏、河端龍氏が東京都渋谷区にある区立広尾小学校を訪問。毎年行われる「新体力テスト」に向けて、児童たちへ正しいボールの投げ方の指導と、2011年に小学校教育において必修科目となった「ベースボール型」の授業として、児童たちにボールの打ち方を指導しました。
2日間に渡って全校児童に授業を実施。2日間ともよく晴れて、絶好の体育日和となりました。1、2年生には投げ方授業。投げる動作について、ひねりの動作や体重移動、腕の振りなどを中心に、みんなで実際に身体を動かしながら覚えます。
キャッチボールでは、教えられたフォームで投げることに精いっぱいの低学年に対し、6年生ともなると自分たちでスピードやコントロールまで気にしながら投げていました。山部氏は「キャッチボールは何人でやってるの?2人だよね?だから相手のことを考えて投げやすいところに投げてあげてね」と呼びかけます。
3年生以上には投げ方に続いて打ち方も教えます。バットの持ち方について「まず利き手で傘を持つように握って、もう一つの手をその下につけるように」と身近なものに例えて分かりやすく説明。身体の使い方やバットの軌道などについてはお手本を見せながら児童たちと一緒に繰り返し練習します。
その後ティーバッティングで実際にボールを打ち、最後は「ベースボール型」ゲームを行いました。守備と攻撃に分かれ、守る方はキャッチャー1人と、残りは内野と外野に分かれます。外野の人がボールを捕ったらまず内野に送り、内野の人がキャッチャーに返します。打つ方はティーからボールを打った後、ボールがキャッチャーに返ってくるまで次の塁を目指してひたすら走ります。バットを指定の場所にきちんと置いたら1点、次の塁に到達するごとに1点、ホームへ還れば合計5点が入るというゲームでその得点を競いました。バットを後ろへ放り投げてしまう児童が続出する中、自分たちで「バット、バット!」と声をかけ合うなど、チームワークも発揮!
ゲームの後、河端氏は児童たちへ「ゲームだから勝ち負けを決めてるけど、それだけじゃないからね。できる子はできない子に教えてあげるとか、その時の言い方とかも相手を思いやっていろいろ考えられるよね?自分で考えて行動できるようにしてね」と勝負以外の大切さについて話していました。
渋谷区立広尾小学校について
大正5年に開校した広尾小学校は、今年創立100周年を迎えました。火災による焼失を経て、昭和7年に上智(あげち)の丘に建設された鉄筋コンクリート造の校舎は、火の見櫓を有した重厚なデザインで、平成12年に国の登録有形文化財として指定され、現在も児童たちが日毎学業に励んでいます。
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