ファンの皆さま、新年明けましておめでとうございます。
日頃より東京ヤクルトスワローズに熱いご声援を賜り、心よりお礼申し上げます。新年にあたり、皆さまへご挨拶申し上げます。

昨シーズン、東京ヤクルトスワローズは2年連続9度目のJERAセントラル・リーグ優勝を達成いたしました。スワローズとしてのリーグ連覇は1992年、93年以来のことで、髙津監督指揮のもと、2度目の偉業を達成することができました。これは、スワローズ全員の努力の成果と、ファンの皆さまの熱いご声援の賜物と強く感じております。改めまして、心より感謝申し上げます。
残念ながら、日本シリーズに勝利することはできませんでしたが、この悔しさを糧に今シーズンのリーグ3連覇と日本一奪還の金字塔を打ち立てるべく戦って参ります。

昨シーズンを振り返りますと、開幕戦で7点差を逆転勝利し、勢いそのままに開幕3連勝を飾るという素晴らしいスタートを切りました。そしてその後もチームスローガンとして掲げた「熱燕－NEXT STAGE－」に相応しい試合展開で、交流戦では全6球団に勝ち越し、セ・リーグ初の交流戦完全優勝を決めてくれました。そして7月2日、2位に13.5ゲーム差をつけ、セ・パ両リーグ史上最速で優勝マジック「53」が点灯。しかしその直後に、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、多数の主力選手が戦線を離脱し厳しい状況となりました。そういう経緯は有るものの、村上宗隆選手がプロ野球史上初の5打席連続本塁打達成、日本選手最多本塁打記録、三冠王とチームを引っ張っていく活躍を見せ、9月25日神宮球場でのDeNA戦において、新入団選手の丸山和郁選手が九回にサヨナラ打を放ち、2年連続9度目のリーグ優勝を決めてくれました。そのリーグ優勝へのペナントレースにおいては、中堅どころの小川泰弘投手、山田哲人選手、塩見泰隆選手、オスナ選手の活躍、そしてベテラン石川雅規投手、青木宣親選手のチームをリードする活躍も光りました。
まさに、ベテラン・中堅・若手選手の融合でバランスの取れた「チームスワローズ」の底力が発揮されたシーズンだったと思います。

新戦力として、昨年のドラフト会議において、育成選手も含めて6名の新人選手を指名・獲得いたしました。ドラフト1位の吉村貢司郎投手については、即戦力としてスワローズの先発ローテーションの一角として活躍を願っています。既存の外国人選手の契約に関しては、マクガフ投手のメジャーに挑戦したいとの意思を後押しするかたちでの退団はありましたが、オスナ選手は3年契約の2年目、サンタナ選手、サイスニード投手と再契約を結びました。そして、先発投手として、奪三振が取れるエスピナル投手、左腕のピーターズ投手、抑え投手として期待されるケラ投手という3名の新外国人投手を獲得いたしました。3投手とも、リーグ3連覇に向けて活躍してくれると信じています。


さて、今シーズンも神宮球場へご来場されるお客さまが安全かつ安心して野球観戦を楽しんで頂けるよう、引き続き感染症予防対策に取り組んでまいります。
感染症予防対策の一つとして昨シーズンから導入した「非接触型入場ゲート」に関しても、継続しておこなってまいります。また、「TOKYO燕プロジェクト」、「つば九郎DAY」、「生ビール半額ナイター」などファンの皆さまにご好評いただいているイベントを継続して実施する予定です。更に、はじめてご来場されるお客さまにも楽しんでいただける新しいイベントの企画も進めております。
今年で11年目となる「Swallows CREW」は、全国各地のファンの皆さま向けに「燕征会員」を新設いたしました。神宮球場にご来場頂くことが難しいファンの皆さまにも、身近にスワローズを感じて頂けるサービスを提供してまいります。

オフィシャルグッズについては、一昨年に引き続き優勝記念グッズや選手記念グッズなどを、多くのお客さまにお買い求めいただき、誠にありがとうございました。
また、2022年11月27日に店舗面積を拡大しリニューアルオープンした「新スタジアム通り店」をはじめ、今年から各店舗での限定商品の販売をおこないます。更に、今シーズンから新設された「Swallows CREW 燕征会員」に向けて「Official Net Shop」でご利用いただけるグッズクーポンを発行いたします。
今後更なる「Official Net Shop」のシステム改修などを行い、皆さまに快適にショッピングをお楽しみいただけるよう引き続き努力してまいります。

公式ホームページ、各種SNS、公式アプリについては、「チームスワローズ」の情報を引き続きタイムリーに発信してまいります。一軍でのチーム情報はもちろん、二軍中継を活用し、若手選手や二軍で活躍した選手の露出機会を増やしていきたいと思います。
「地域振興・社会貢献活動」では、引き続き感染予防対策をおこないながら、ベースボール型授業、投げ方教室、学校訪問でスワローズのことをより多くのお子さまに知って頂く機会を提供し、野球を通じて地域の皆さまと交流を図ってまいります。

昨年から開校した「東京ヤクルトスワローズベースボールアカデミー事業」は、港区、渋谷区、中央区に加え、今年から新たに杉並区、江戸川区の合計5か所で開催いたします。
すべての子どもたちに体を動かすことの素晴らしさ、誰かと共に力を合わせて何かを成し遂げる大切さなど、野球を通じて楽しく学べる場を提供してまいります。

今シーズン、東京ヤクルトスワローズはリーグ3連覇という新たなる記録に向かって、チーム一丸となり戦ってまいります。
引き続き、より一層のご声援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年元旦　衣笠 剛