ファンの皆さま、明けましておめでとうございます。
日頃より東京ヤクルトスワローズに熱いご声援を賜り、誠にありがとうございます。新年にあたり、皆さまへご挨拶を申し上げます。

昨シーズン、東京ヤクルトスワローズはチームスローガン「ヤり返せ！TEAM SWALLOWS 2024」を掲げ、セントラル・リーグ優勝を目指して戦ってまいりました。開幕カードで2勝1分けと好スタートを切ったものの、最終的には2年連続でセントラル・リーグ5位という大変厳しい結果に終わりました。
この現実を真摯に受け止め、秋季キャンプから厳しい練習を積み、チーム力を強化しております。来シーズンはセントラル・リーグ優勝、そして日本一を目指して戦ってまいります。

そのために、新戦力として昨年のドラフト会議で育成選手を含めて9名の新人選手を指名しました。1位の中村優斗投手、3位の荘司宏太投手、5位の矢野泰二郎選手には、即戦力としての活躍を期待しています。そして、高校生のモイセエフ選手と田中陽翔選手には、将来スワローズの中心選手に育ってくれることを期待しています。また、育成の4選手には、1日も早く支配下登録となり、大いに活躍してくれることを願っています。

次に、野手陣の強化として、FA選手より東北楽天から茂木栄五郎選手を獲得しました。また、他球団から鈴木康平投手、西濱勇星投手、佐藤琢磨投手、澤野聖悠選手を獲得しました。現役ドラフトにおいては、抑えとして実績がある矢崎拓也投手を獲得しています。加えて新外国人選手では、スピードボールが魅力のランバート投手と、抑え候補のバウマン投手が加入、チームの躍進に貢献してくれると信じております。

昨シーズンにタイトルを獲得した村上宗隆選手、長岡秀樹選手、サンタナ選手らが中心となりチームを牽引してくれます。ベテラン選手と若手選手が一致団結して頂点を目指します。ぜひご期待ください。

施設におきましては、神宮球場のフェンス全面を張り替え、選手が存分にプレーできる環境を整備してまいります。
また、二軍施設につきましても、昨年の10月より移転先の茨城県守谷市で造成工事が開始しており、2027年シーズンからの施設開業に向けて準備を進めております。

さて、昨シーズンも大変多くのお客さまに神宮球場にご来場いただきましたが、今年は利便性の向上を目指して公式チケット販売サイト「スワチケ」に公式リセール機能を追加いたします。また、年間シートにおきましても、新たにバックネット裏2階席最前ブロックが「TOKYO SKYシート」として、1塁側A応燕指定席最前4列が「燕JOYシート」として年間シートのラインナップに加わります。ぜひ新しいシートで観戦をお楽しみください。

企画ユニホームでは、「TOKYO燕パワーユニホーム」は昨年リニューアルした、力強い緑色が映えるパワー溢れるデザインに、「CREWユニホーム」は球団伝統カラーとして2024年に復活した水色を継承したデザインに仕上がりました。両ユニホーム共に、横から見ると、肩から足元まで繋がる太いネオクラシックラインが存在感を示す、スタイリッシュなデザインになっています。

昨年は、過去最多の199万人を超えるファンの方々にご来場いただきました。今年も、ファンの皆さまにご好評をいただいている「TOKYO燕プロジェクト」、「Swallows CREW DAY」、「つば九郎DAY」、「生ビール半額ナイター」「神宮花火ナイター」などに加えて、魅力ある新たなイベントも企画してまいります。

オフィシャルグッズについては、Official Goods Shopを中心に数多くのお客さまにスワローズグッズをお買い求めいただき、誠にありがとうございます。
今年も、キャンプ地や地方遠征試合において、ファンの皆さまに魅力的な商品をお届けできるよう、準備を進めております。また、神宮球場主催試合に合わせた新商品や、さまざまな球団イベントと連動したグッズ、魅力的な新商品など、全国のファンの皆さまのニーズにお応えできるような商品開発を行ってまいります。

公式ホームページ、各種SNS、公式アプリについては、皆さまから大変好評をいただいております。最新のチーム・選手情報、ならびにイベント情報をタイムリーに発信しておりますが、特にイベント情報につきましては、当日の状況やイベント後の様子なども詳しくファンの皆さまに届けてまいります。
毎年継続しております「地域振興・社会貢献活動」では、ベースボール型授業の普及、投げ方教室、学校訪問、職場体験など、子どもたちの未来のために学校教育の支援活動を行ってまいります。また、「野球教室」におきましても、全国の野球少年・少女に現役選手とスワローズOBが指導を行うなど、野球を通じてファンや地域の皆さまと交流を深めてまいります。

2022年に開校した「東京ヤクルトスワローズベースボールアカデミー」は、港区、渋谷区、中央区、杉並区、江戸川区の5か所で開催しております。今年は新たに3～4の区で新規開校を予定しており、スワローズOBコーチを増員し、より精度の高い指導を行ってまいります。

最後に、今シーズンも東京ヤクルトスワローズは、髙津臣吾監督指揮の下、「セントラル・リーグ優勝」「日本一」を目標に全力で戦ってまいります。引き続き、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2025年元旦　衣笠 剛